『ミライの授業』瀧本哲史著 講談社 書評2 [本]

「こんなはずじゃなかった21世紀」

今、大人たちは上のように思っているのかもしれません。

私でさえ、「21世紀」という言葉の響きには特別感を感じました。

夢のような出来事や産業が目の前にあるのだと思いました。

都市的・未来的な世界が生まれるのだと思っていました。

「自動車は空を飛び回り、人間そっくりのロボットと友だちのように暮らしている」
そんな想像をしていた大人たちもたくさんいたと思います。

一部実現していることはあるものの、大人たちが夢見た21世紀を実現することはできませんでした。

それだけ未来を予測することは難しいと言えるかもしれません。
だからこそ、今を生きる21世紀を真剣に考えなければいけないのかもしれません。

21世紀とはどんな時代なのだろう?
いま、世界で何が起きているのか?
そしてこの先、わたしたちはどこに進めばいいのだろう?

その答えを考えるのに、「ロボット化」というキーワードが浮かびます。
今、世界はロボット化して、ロボットに仕事をさせています。

ロボットが24時間、人間の代わりに仕事をしてくれます。
今まで人間がしていた仕事は、ロボットに仕事を奪われる時代です。

また、アジアなどの地域の人が、安い賃金で働いてくれる時代です。

こんな時代がもう始まっています。

もしかしたら、不幸な時代に生まれてしまったと思うかもしれません。

しかし、一つだけいいところがあります。
「未来はつくることができる」ということです。

誰が未来をつくるのか。
わたしたちです。

大人たちは未来はつくれません。
わたしたちだけが未来をつくることができます。

歴史を振り返ってみてみれば、いつの時代にも「未来をつくる人」がいました。
彼らは「安い賃金で働く人」や「ロボット」が成り代わることはできません。

なぜなら、彼らは他の人で絶対にできないこと、自分にしかできないことに取り組んで、古い世界を一新させてきたからです。
誰かが舗装した道路を進むのではなく、自分で道を切り拓き、未来をつくってきました。

だからこそ、わたしたちも未来を作る人になりましょう。
自分だけの未来を作る具体的な方法を一緒に考えていきましょう。

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